村上隆のスーパーフラット・コレクション トークイベント
鷹楠です。
横浜美術館で開催している「村上隆のスーパーフラット・コレクション」。
そのトークイベントに参加しました。
村上隆のスーパーフラット・コレクション ―蕭白、魯山人からキーファーまで― | 開催中の展覧会・予告 | 展覧会 | 横浜美術館
この美術展は、村上隆さんが所有している美術品(のごく一部)を紹介する、というもの。
感想:
- 堂々とした村上隆さんにシビれた。「その道のプロ」とは、多くの試行錯誤と、絶え間ない努力の上に成り立っていることを、忘れないようにしよう。
- コレクションは、その背景にあるストーリーを知ることなしに意味をなさない。だから、なぜそこにあるのかということから考えるべきだ。例えば、呼継茶碗と鼠志野茶碗が並べてあった理由や、雑巾の背景についても。
- 美術品を集めることの大変さ。お金があっても買えないものばかり。だから価値がある。なぜ価値があるのか、何に価値があるのか、いまいちど考えよう。
- 礼儀とは、取り繕うことではない。根底にある気持ちをきちんと育もう。
- なぜ作品点数が多いと美術館は大変なのか、それはひとつひとつについて調査が行われるから。当たり前のことかもしれないけど、いままで考えたことがなかった。調査して初めて脚光が当たることもあるのだから、眠っている作品は数知れないんだろうなあ。
村上隆さんについては、森美術館で開催中の五百羅漢展で初めて知って、考えていることの壮大さに圧倒された。
村上隆の五百羅漢図展 ::: 2015年10月31日(土) ― 2016年3月6日(日) ::: 森美術館(六本木ヒルズ森タワー53階)
さて、芸術とは何ぞやということに興味がわいて、こんなものを読み始めた。
Amazon.co.jp: アート・スピリット: ロバート・ヘンライ, 滝本 誠, 野中 邦子: 本
読み終わったら、これも読んでみたい。
芸術起業論 | 村上 隆 | 本 | Amazon.co.jp
どうなることやら。